日本版ウユニ塩湖・父母ヶ浜 完全ガイド|ベスト時間帯と撮影のコツ

海外旅行

「日本版ウユニ塩湖」として知られる香川県・父母ヶ浜(ちちぶがはま)。SNSで見かける水鏡のような写真に憧れて、私も実際に足を運んできました。結論から言うと、条件が揃わないと思ったような写真は撮れません。逆に言えば、狙うべき条件と準備さえ押さえておけば失敗しにくい場所でもあります。

この記事では、私が現地で体験して分かったアクセスの注意点、写真を撮るなら外せない3つの条件、行く前に準備しておくこと、そしてプロの撮影プランと自力撮影の違いまで、実際の写真つきでまとめました。読み終えれば「自分は行くべきか」「行くならいつ・何を持っていくか」が判断できます。

結論|父母ヶ浜を最短で楽しむための4ポイント

時間がない人向けに、私が実際に行って分かったことを先にまとめます。

  • 狙う時間帯は「干潮 × 日の入り前後30分 × 風と波が少ない」の3条件が重なるタイミング
  • 最寄りはJR詫間駅。そこからバスかタクシーだが、バスの本数が少ないので往復の時刻を先に確認する
  • 浜辺にロッカーはないので荷物は最小限。サンダル+足を拭くタオルがあると快適
  • 思い出に残る一枚が欲しいならプロの撮影プラン(要予約)、こだわりがなければ自力で十分

そして正直な話として、本場のウユニ塩湖と同じ景色を期待して行くと肩透かしを食らいます。その理由は後半で詳しく書きます。

父母ヶ浜(日本版ウユニ塩湖)とは

父母ヶ浜は香川県三豊市にある、約1kmのロングビーチです。もともとは海水浴場でしたが、SNSをきっかけに観光地として知られるようになりました。干潮時に砂浜へ残る水たまりが空を映し込み、南米ボリビアのウユニ塩湖のような景色に見える——というのが人気の理由です。

私自身、本場のウユニ塩湖へは2020年に行く予定を立てていたものの、コロナで断念しました。「日本にもウユニ塩湖のような場所がある」と聞いて、それなら試しに行ってみようと思ったのが訪問のきっかけです。

アクセス|最寄りはJR詫間駅、バスかタクシーで

最寄駅はJR詫間駅。そこから父母ヶ浜へ向かう主な交通手段は次の2つです。

  • バス
  • タクシー

私はコミュニティバスを利用しました。バスの時刻表は三豊市観光交流局の父母ヶ浜 公式サイトから確認できます。

ここが一番の注意点です。地方あるあるですが、バスの本数がとても少ないので、行きだけでなく帰りの時刻も必ずセットで確認しておいてください。タクシーもありますが、道で拾うのは難しい場所です。夕暮れを狙う以上、帰りは日没後になります。「気づいたら最終便が終わっていた」という事態だけは避けたいところです。

帰りの時刻に縛られて夕景をゆっくり待てないくらいなら、無理に日帰りにせず近隣に一泊するほうが落ち着いて撮影できます。宿を先に押さえておくと、当日の天候や干潮時刻に合わせて動きやすくなります。

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ベストな時間帯|押さえるべき3つの条件

父母ヶ浜で水鏡のような写真を狙うなら、時間帯選びがほぼすべてです。私が現地で実感した条件は次の3つでした。

条件1:干潮の時間帯

干潮とは、潮が引いて海面の高さが最も低下した状態のことです。このタイミングで海辺に水たまりができ、その水面が空を映してくれます。逆に潮が満ちていれば、映り込む水たまりそのものがありません。

条件2:日の入り前後およそ30分

狙いどきは日の入り前後の約30分間です。空の色が変わっていくこの時間帯に、水面の色も一緒に変化します。この幅はかなり短いので、現地には余裕をもって到着しておきたいところです。

条件3:風と波が少ないこと

意外と見落としがちなのがこれです。海面や水たまりが揺れていると、鏡のように反射してくれず、綺麗な写真が撮りづらくなります。干潮と日没が重なっていても、風が強い日はうまくいきません。

干潮と日の入りが重なるベストタイムは、カレンダーの形で案内されています。私が訪れた際にも現地で確認できました。

父母ヶ浜のベストタイムを示すカレンダー
訪問時に確認した2023年のベストタイムカレンダー

行く前に準備・確認しておくこと

私が実際に行って「これは事前にやっておいてよかった」「知らないと困る」と感じたのは次の4点です。

  • バスの時刻を確認する(行きと帰りの両方)——本数が少ないので、帰りの確保が最優先です。
  • 干潮と日の入りの時刻を確認する——この2つが重なる日を選ぶだけで、写真の仕上がりが大きく変わります。
  • 荷物は最小限にする——浜辺にはロッカーなどが完備されていません。大きな荷物を持っていくと置き場所に困ります。
  • サンダル、または裸足なら拭くタオルを用意する——浜辺を歩き回って撮影するので、サンダルだと動きやすいです。足用のシャワーも用意されているので裸足でも歩けますが、その場合は拭くものが必須です。

荷物を最小限にまとめるコツは、バスツアーの荷造りと考え方が似ています。持ち物の取捨選択に迷う人はバスツアーの持ち物リスト13選も参考にしてみてください。移動時間が長く、現地で荷物を預けにくいという条件は父母ヶ浜への遠征とほぼ同じです。

実際に行ってみた|写真レポート

ここからは、私が現地で撮った写真とともに時系列で振り返ります。使ったカメラはiPhone 12 miniです。特別な機材は持っていきませんでした。

日没30分前に到着

まだ空は明るく、砂浜に水が残っている状態でした。この時点ではまだ「鏡」というほどの反射にはなりません。

日没30分前の父母ヶ浜の様子
日没30分前頃に到着した時点の父母ヶ浜

現地に「絶景フォトの撮り方」の案内がある

ありがたいことに、浜辺には絶景フォトの撮り方を紹介した案内が設置されていました。初めて訪れる人でも、これを見ればどう構えればいいかの目安が分かります。

現地に設置された絶景フォトの撮り方の案内
現地で紹介されていた絶景フォトの撮り方

到着20分後|風があると水面が波立つ

日が落ちてきて、いよいよ本番の時間帯です。ただしこの日は少し風があり、水面に波ができてしまいました。前述の「条件3」がそのまま結果に出た形です。

日が落ちてきた父母ヶ浜。風で水面に波ができている
到着20分後。風で水面が波立ってしまった

裸足は要注意|海の中は思った以上に危険

これは実際に歩いてみて強く感じたことです。海の中はとても危険で、クラゲやワカメで滑りやすくなっています。さらにゴミやガラスなども落ちているので、裸足だと痛い思いをします。足用シャワーがあるとはいえ、私はサンダルを勧めます。

浜辺にあるクラゲや海藻、ゴミ
クラゲ、海藻、ゴミ。裸足で歩くには危険がある

最大の敵は「人の写り込み」

そして、一番苦戦したのがこれです。水たまりエリアには人がたくさん集まっていて、どう構えても誰かが写り込んでしまいます。SNSで見るような自分たちだけの水鏡を撮るには、人のいない場所を探す根気が必要でした。

水たまりエリアに集まる大勢の人
水たまりエリアは人が多く、写り込みを避けにくい

それでも撮れたお気に入りの2枚

条件は完璧ではありませんでしたが、水面に影が映り込んだ写真は撮ることができました。夕暮れの色と、みんなで全力ジャンプした一枚。この2枚が撮れただけでも私は大満足です。

父母ヶ浜の夕暮れ
いい感じの夕暮れ
水面に影が映り込む中でジャンプする様子
みんなで全力ジャンプ。水面に影が映り込んだ一枚

プロの撮影プラン vs 自力で撮影|どちらを選ぶ?

父母ヶ浜には、三豊市観光交流局が用意している父母ヶ浜絶景フォト撮影プランがあります。私は自力で撮りましたが、現地でプロに撮ってもらっている人たちを間近で見て、その差ははっきりしていると感じました。

比較項目 プロの撮影プラン 自力で撮影
人の写り込み 撮影場所が確保されていて心配なし 人のいない場所を探す必要がある
小物 傘などの小物を借りられる 自分で用意する
予約 事前予約が必要 不要。思い立った日に行ける
向いている人 思い出に残る特別な一枚が欲しい人 写真に強いこだわりがない人

プロに頼んでいる人たちは、もともと場所が確保されているので人の写り込みを気にする必要がなく、傘などの小物も借りられて、見るからに楽しそうでした。思い出に残る特別な写真を撮りたいなら、絶対にお願いするべきだと思います。逆に、特にこだわりがなければ自力で頑張るで十分です。私はそれで満足できました。

撮影プラン以外にも、周辺エリアの現地ツアーやアクティビティと組み合わせると、往復の移動時間を無駄なく使えます。日帰りだと父母ヶ浜の夕暮れまで時間が空きがちなので、昼の予定を先に押さえておくのがおすすめです。

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正直な感想|本場のウユニ塩湖と比べてどうだった?

ここが一番書いておきたいところです。「日本版ウユニ塩湖」と言われていますが、私の感想は全然ウユニ塩湖ではなかった、です。行った日のコンディションが悪かったのかもしれませんが、本物のウユニ塩湖のほうが確実に絶景でしょう。本物レベルを期待して行くのはやめておいたほうがいいというのが率直な結論です。

とはいえ、メリットもはっきりあります。簡単に行けること、日本語が通じること。海外まで行くのはハードルが高いけれど、あの雰囲気を一度体験してみたいという人には十分おすすめできます。香川旅行のついでに立ち寄る、というのも現実的な選び方です。

実際に父母ヶ浜を体験して、私はむしろ本場のウユニ塩湖に行きたい気持ちが強くなりました。「本物の絶景が見たい」という憧れは、日本版を見たことでかえって具体的になった感覚です。同じように「次はどこの絶景に行こうか」と考えている人は、海外旅行おすすめ9選|次に行きたい国と選び方で行き先の候補を眺めてみてください。ウユニ塩湖を含め、私が「いつか行きたい」と思っている国をまとめています。

本場を目指すとなると、次に迷うのは予約の手段です。個人手配とツアーのどちらが合うかは行き先次第なので、海外ツアー予約サイトおすすめ5選で比較してから決めると失敗しにくくなります。

タイプ別|父母ヶ浜はこんな人におすすめ

おすすめできる人

  • 海外までは行けないけれど、ウユニ塩湖のような景色の雰囲気を体験したい人
  • 香川旅行の予定があり、その「ついで」に立ち寄れる人
  • 日本語が通じる環境で、気軽に絶景スポットを訪れたい人
  • プロに頼んででも、思い出に残る特別な一枚を撮りたい人

期待しすぎないほうがいい人

  • 本場のウユニ塩湖と同じレベルの絶景を求めている人
  • 人の写り込みが一切ない、完璧な写真を自力で撮りたい人
  • 時間の制約が厳しく、干潮・日の入り・無風のタイミングに合わせられない人

よくある質問

Q. 父母ヶ浜へは電車だけで行けますか?

A. 最寄駅はJR詫間駅で、そこからはバスかタクシーでの移動になります。私はコミュニティバスを利用しました。バスは本数がとても少ないので、行きと帰りの時刻表を事前に確認しておいてください。タクシーを道で拾うのは難しい場所です。

Q. 写真を撮るのにベストな時間帯はいつですか?

A. 干潮の時間帯と日の入り前後およそ30分が重なり、さらに風や波が少ないタイミングです。この3条件が揃うほど水面が鏡のようになります。

Q. 裸足で歩いても大丈夫ですか?

A. 足用のシャワーが用意されているので裸足でも歩けますが、私はサンダルをおすすめします。海の中はクラゲやワカメで滑りやすく、ゴミやガラスが落ちていて痛い思いをするからです。裸足で行くなら足を拭くタオルを忘れずに。

Q. 荷物を預けるロッカーはありますか?

A. 浜辺にはロッカーなどは完備されていません。荷物は最小限にして行くのが安心です。

Q. スマホでもきれいに撮れますか?

A. 私はiPhone 12 miniで撮影しました。特別な機材がなくても、水面に影が映り込む写真は撮れています。

Q. 人の写り込みは避けられますか?

A. 自力で撮る場合はかなり難しいです。水たまりエリアには人が多く集まるため、写り込みを避けられる場所を探すのに苦労しました。確実に避けたいなら、撮影場所が確保されているプロの撮影プランを予約するのが早いです。

まとめ

香川県・父母ヶ浜は、干潮と日の入りが重なり、風の少ない夕暮れを狙えば、水面に影が映り込む写真が撮れる場所です。ただし「日本版ウユニ塩湖」という呼び名から本場と同じ絶景を想像していくと、期待とのギャップを感じることになります。

行くと決めたら、押さえるべきは次の4つです。

  • 干潮 × 日の入り前後30分 × 無風の3条件が揃う日を選ぶ
  • JR詫間駅からのバスは、行きだけでなく帰りの時刻も必ず確認する
  • ロッカーがないので荷物は最小限、サンダルとタオルを用意する
  • 特別な一枚が欲しいならプロの撮影プランを事前予約する

私自身は、行ったことで本場のウユニ塩湖への憧れがむしろ強くなりました。日本にいながらあの雰囲気を味わってみたい人は、条件を選んで訪れてみてください。

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