「Scoot(スクート)の搭乗記が知りたい」「LCCでシンガポールに行くって実際どうなの?」——そんな疑問に、成田⇄シンガポールをScootで往復した実体験から答えます。
結論から言うと、Scootは設備こそ最小限ですが、航空券が大手の1/3〜1/2ほどまで安くなるため「とにかく安く移動したい人」には十分なLCCです。本記事では料金体系・座席・機内食・機内設備、そして帰りのチャンギ空港で意外と知られていない注意点まで、写真付きで詳しくレビューします。
結論|Scootは「安く移動したい人」向けのLCC
先に要点をまとめると、Scootの評価は次のとおりです。
- とにかく安い:航空券は大手の1/3〜1/2ほど(※時期・路線で変動)
- 機内は比較的きれい:座席の広さは国内線並みで、化粧室も清潔
- 設備は割り切りが必要:モニター・充電・アメニティ・無料ドリンクはなし
- 追加料金は別払い:預け荷物・機内食・ドリンクはすべて有料オプション
「短〜中距離をできるだけ安く移動したい」なら有力候補。一方で、長時間フライトで快適さを求める人や、機内エンタメ・食事を重視する人には不向きです。実際の航空券の最安値は、まずは航空券比較サイトでScootと大手を見比べてみるのがおすすめです。
Scoot(スクート)とは?シンガポール航空系のLCC
Scootは、フルサービスキャリアとして知られるシンガポール航空グループのLCC(格安航空会社)です。今回は成田⇄シンガポールを平日出発・平日帰国で往復利用しました。
同じシンガポール行きでも、フルサービスの大手とは「料金」「サービス」の考え方が大きく異なります。食事もエンタメも込みの大手と、必要なものだけ買い足すLCC——どちらが自分に合うかは、この後の料金・機内レビューを読むと判断しやすくなります。
料金とサービス|往復約85,000円・荷物も機内食も別料金
今回の料金感は次のとおりでした。LCC特有の「基本運賃+有料オプション」という仕組みを理解しておくと、予約時に迷いません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 区間・利用形態 | 成田⇄シンガポール/平日出発・帰国の往復 |
| 往復総額 | 約85,000円(往復の預け荷物+片道の機内食込み) |
| 預け荷物 | 別料金(航空券に含まれない/予約時の事前購入が割安) |
| 機内食 | 別料金(片道で約1,800円) |
| ドリンク・水 | 有料(無料提供なし) |
| アメニティ・モニター・充電 | なし |
※料金は2024年3月時点の一例です。運賃・オプション料金は時期・路線・予約タイミングで大きく変動するため、最新の金額は必ず公式サイトや航空券比較サイトでご確認ください。
航空券は「預け荷物が別料金」
Scootの航空券には預け荷物が含まれていません。預ける荷物が確定している場合は、予約時点で支払っておくほうが安く済みます。当日チェックインカウンターでも追加できますが、料金は少し上がります。スーツケースを預ける前提なら、予約段階でまとめて購入しておくのが賢い選択です。
機内食は事前予約がお得(片道 約1,800円)
機内食も有料オプションで、今回は行きの便だけ事前予約しました。料金は約1,800円。後述のとおり量は控えめなので、「食事」というより「軽食」として捉えておくと期待値とのズレが少なくなります。
こうした有料オプションを足していくと、最終的な総額は大手とそれほど変わらない…というケースもあります。だからこそ、予約前にオプション込みの総額でScootと大手を比較しておくのが失敗しないコツです。
チェックイン|48時間前からアプリ・サイトで完結
チェックインは出発の48時間前からアプリまたはWebサイトで可能です。可能時刻になるとメールでお知らせが届きました。手続きはとても簡単で、パスポート情報を入力すれば完了。空港カウンターに並ぶ手間を減らせるので、出発前に済ませておくとスムーズです。
機内レビュー|座席・設備・アメニティ
機内は、やはりLCCらしくアメニティ類は何もありませんでした。映画などを見られるモニターもなく、スマホの充電も不可。座席まわりで使えるのは、肘掛けにある読書灯のスイッチと乗務員呼び出しボタンのみという潔さです。

座席の間隔はごく普通で、体感としては国内線の飛行機くらい。極端に窮屈という印象はありませんでした。短〜中距離であれば十分許容できる広さです。一方で、機内は比較的きれいで、化粧室も清潔だった点は好印象でした。

客室乗務員(CA)とのやり取りは基本的に英語でした。食事を運んでもらう以外に会話する場面はほとんどなく、必要最低限のサービスという印象です。
機内食レビュー|行きで実際に注文した感想
行きの便は朝出発だったため、機内食を事前予約してみました。離陸後すぐに提供され、内容はメインの食事・飲み物・ちょっとしたスナックのセット。飲み物は水かコーラから選べました。

食事は温かいものの、量は少なめで一食分には少し物足りないのが正直なところ。約1,800円という価格を考えると、コストパフォーマンスは高くありません。次に利用するなら、機内食は頼まずにスナックを持ち込む選択もありかな、という感想でした。

到着は定刻より早く、無事にシンガポールへ入国できました。フライト自体は快適で、安さを思えば十分満足できる内容です。
帰り編|チャンギ空港の荷物検査は「出国ゲート直前」
帰国時に意外と知られていないのが、シンガポール・チャンギ空港の荷物検査は出国ゲートの直前にあるという点です。つまり、税関を通った後に買ったお水でも、荷物検査で取り上げられてしまいます(お土産はレシートがあれば持ち込み可能)。
おすすめは、空のペットボトルか水筒を持って荷物検査に向かうこと。荷物検査を通過した先に給水場があり、多くの人がそこで水を補給していました。

前述のとおりScootは機内では水すら有料です。フライト中に喉が渇くことを考えると、搭乗前に給水場で水を確保しておくと安心です。
Scootのメリット・デメリット
今回の往復利用で感じた良かった点・気になった点を整理します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 航空券が大手の1/3〜1/2ほどと安い | 映画などのモニターがない |
| 機内が比較的きれい | スマホの充電ができない |
| 化粧室が清潔 | アメニティが何もない |
| 座席間隔は国内線並みで普通 | 水・ドリンクは有料、荷物や食事も別料金 |
こんな人におすすめ|Scootの選び方
ここまでのレビューをふまえると、Scootが向いている人・向いていない人は次のように分かれます。
Scootがおすすめな人
- とにかく旅費を抑えたい人:航空券代を大きく節約できる
- 短〜中距離フライトの人:設備が最小限でも我慢しやすい
- 機内では寝るだけ・割り切れる人:エンタメや食事にこだわらない
Scootが向いていない人
- 10時間以上の長距離をゆったり過ごしたい人:LCCでの長旅は負担が大きい
- 機内エンタメ・食事・無料ドリンクを重視する人:これらはフルサービス向き
Scootで浮いた航空券代を、現地のツアーやアクティビティに回すのも賢い使い方です。シンガポールはマリーナベイ・サンズやナイトサファリなど見どころが多いので、現地体験は事前予約サイトで比較・確保しておくとスムーズです。
滞在中のホテルもあわせて押さえておくと、フライト・宿・体験の合計でしっかり予算管理ができます。
よくあるご質問(FAQ)
Q. Scootに映画モニターや充電設備はありますか?
A. 今回の搭乗では、座席に映画などを見られるモニターはなく、スマホの充電もできませんでした。使えたのは読書灯と乗務員呼び出しボタンのみです。
Q. Scootは水も有料ですか?
A. はい。Scootは水を含むドリンクが有料です。帰りのチャンギ空港では、荷物検査を通過した先に給水場があるので、空のペットボトルや水筒を持参して補給しておくのがおすすめです。
Q. 預け荷物はいつ支払うのが安いですか?
A. 預け荷物は航空券に含まれないため、預けることが決まっているなら予約時点で事前購入するのが割安です。当日カウンターでも追加できますが、料金は少し高くなります。
Q. 機内食は頼んだほうがいいですか?
A. 片道で約1,800円。温かい食事ですが量は控えめで、一食分としては少し物足りない印象でした。短時間のフライトなら、スナックを持ち込んで済ませる選択肢もあります。
Q. Scootは長距離フライトでもおすすめですか?
A. 設備が最小限のため、10時間以上の長旅では負担が大きく感じられます。短〜中距離をできるだけ安く移動したい場合に向いています。
まとめ|割り切れる人にはコスパ抜群のLCC
Scootは「ほんとに乗るのみ」と割り切れる人にとっては、コストパフォーマンスに優れたLCCです。機内は比較的きれいで座席も国内線並み、化粧室も清潔。一方で、モニター・充電・アメニティ・無料ドリンクはなく、預け荷物や機内食も別料金という割り切りが必要です。
それでも航空券が大手の1/3〜1/2ほどまで下がるのは大きな魅力。「安く済ませたい」「短〜中距離で十分」という人には十分おすすめできます。まずはScootと大手の料金を見比べて、自分の旅に合うほうを選んでみてください。


コメント