サンライズ出雲の予約方法と料金|部屋タイプの選び方と乗車レビュー

体験レビュー

「サンライズ出雲に乗ってみたいけど、予約はどうやるの?」「料金は高い?」「個室とノビノビ座席、どっちを選べばいい?」と迷っていませんか。

結論から言うと、サンライズ出雲はネット予約(JRおでかけネットのe5489)で、発売開始の時刻ぴったりに申し込むのがいちばん確実です。人気の個室は発売直後に埋まることもあるため、事前準備が勝負を分けます。

私は家族4人でサンライズ出雲に往復乗車し、出雲大社へ行ってきました(2022年10月)。この記事では、実際に予約で一度失敗した経験と、個室(B寝台シングルツイン)・ノビノビ座席の両方に乗った体験をもとに、予約方法・料金の考え方・部屋タイプの選び方を手順付きでまとめます。

結論:サンライズ出雲の予約・部屋選びのポイント

先に要点だけまとめます。

  • 予約は乗車日の1か月前・朝10時から(JRの指定席券に共通の発売ルール)。窓口とネットの両方で買えます
  • 料金の目安は東京→出雲市で1人16,150円〜29,600円(2026年3月改定後・通常期。いちばん安いのはノビノビ座席)
  • ネット予約が便利。JRおでかけネット(e5489)から申し込み、J-WEST会員(無料)への登録とログインを事前に済ませておく
  • 料金は「運賃+特急料金+寝台料金」の合計。寝台のグレードによって金額が変わります
  • 行きは個室、帰りは寝るだけならノビノビ座席がおすすめ。到着後に観光するなら、しっかり眠れる個室が安心です
  • 帰りの便の方が空いていて予約しやすかった。行きが取れなかった人は帰りから狙うのも手です

なお、昼間に景色を楽しむ観光列車を探している方は、北海道を走る特急ニセコ号の予約・座席ガイド|函館〜札幌5時間半の乗車レポもあわせてどうぞ。サンライズ出雲は「寝ている間に移動する夜行列車」、ニセコ号は「車窓そのものが観光になる昼の列車」と、楽しみ方がまったく違います。

サンライズ出雲とは?基本情報と停車駅

サンライズ出雲は、東京駅と出雲市駅を結ぶ寝台特急です。東海道本線・山陽本線・伯備線・山陰本線を経由して走り、今では毎日運行している寝台列車はサンライズだけになりました。

駅に停車中の寝台特急サンライズ出雲の車両
実際に乗車したサンライズ出雲

始発駅・終点駅以外は停車時間が短いので、外観の写真を撮るなら東京駅か出雲市駅がおすすめです。私が乗った日も、東京駅には写真だけ撮りに来ている方がいました。

停車駅一覧

下り(東京→出雲市):東京・横浜・熱海・沼津・富士・静岡・浜松・姫路・岡山・倉敷・備中高梁・新見・米子・安来・松江・宍道・出雲市

2026年3月14日のダイヤ改正で、下りの東京発は21時26分に24分早まりました(出雲市着は10時00分)。上りは出雲市18時57分発・東京7時08分着で、大阪・三ノ宮に停まる代わりに浜松には停まりません。乗り降りできる駅が上りと下りで少し違うので、途中駅から乗る方は時刻表で確認しておきましょう。

新幹線とは停車駅が異なり、名古屋など一部の主要駅には停まりません。その一方で、新幹線とは違う駅に停まるので、「自分の最寄り駅が停車駅だった」ということもあります。

途中駅での乗車・下車もできるので、旅程は自由にアレンジできます。たとえば「鳥取にも寄りたい」という場合は、姫路で降りて在来線に乗り換えるルートも考えられます。私の場合は実家の最寄り駅が停車駅だったので両親を誘い、私は東京から、両親は途中駅から乗って車内で合流しました。家族が別々の駅から乗れるのも、サンライズ出雲ならではの使い方だと感じました。

サンライズ出雲の料金の仕組み

サンライズ出雲に乗るには、運賃・特急料金・寝台料金をあわせて支払う必要があります(ノビノビ座席は寝台料金の代わりに指定席扱い)。寝台のグレードによって料金が大きく変わります。

たとえば東京→出雲市をB寝台シングルで乗る場合は、運賃12,320円+特急料金3,300円+寝台料金7,700円で、合計23,320円です(2026年3月改定後・通常期・大人1人)。部屋タイプごとの合計は、下の比較表にまとめました。

電車の料金としては高く感じるかもしれませんが、夜に出発して朝に着くので、ホテル1泊分を兼ねていると考えると割高ではないと私は感じました。金曜の夜に出発すれば、土日をまるごと観光に使えます。旅費全体のやりくりについては旅行節約テク7選|コスパ最強の旅をするための完全ガイドでも紹介しています。

部屋タイプ(寝台)6種類の比較表

サンライズ出雲には6種類の寝台・座席があり、個室はほとんどが1人用です。

サンライズ出雲の車内案内図
車内に掲示されていた案内図
部屋タイプ 区分 主なアメニティ(私の乗車時) 料金(東京→出雲市・大人1人)
A寝台 シングルデラックス 個室 個室共通アメニティ+専用アメニティ、専用シャワーのシャワーカード付き 29,600円
B寝台 シングル 個室 浴衣・枕・スリッパ・毛布など 23,320円
B寝台 ソロ 個室 浴衣・枕・スリッパ・毛布など 22,220円
B寝台 シングルツイン 個室(2段ベッド) 浴衣・枕・スリッパ・毛布など 25,220円(1人で利用)
B寝台 サンライズツイン 個室 浴衣・枕・スリッパ・毛布など 1室2人で46,640円(1人23,320円)
ノビノビ座席 指定席(カーペット敷き) 毛布・紙コップのみ 16,150円(寝台料金なし)

※2026年3月改定後の通常期の料金です(運賃+特急料金+寝台料金の合計)。特急料金は閑散期に200円安く、繁忙期は200円・最繁忙期は400円高くなります。予約の前にJRの駅窓口やe5489で金額を確認してください。

A寝台 シングルデラックス

いちばんグレードの高い個室です。個室共通のアメニティに加えて、ヘアブラシ・T型シェーバー・シェービングフォーム・石鹸・洗顔フォーム・歯ブラシセット・ヘアゴム・綿棒・シャンプー・リンス・ボディソープ・サニタリーバッグ・タオル・ポケットティッシュ・靴磨き用紙、そしてシングルデラックス利用者専用のシャワールームのシャワーカードが備え付けられています。高級ホテル並みのアメニティなので、手ぶらに近い感覚で乗りたい人向けです。

B寝台 個室(シングル・ソロ・シングルツイン・サンライズツイン)

ノビノビ座席のアメニティに加えて、浴衣・枕・スリッパが付きます。私たちはこのうちB寝台 シングルツインを利用しました。2段ベッドになっていて、学生時代の修学旅行のような気分になれたのが楽しかったです。

B寝台シングルツインの下段ベッド
B寝台シングルツインの下段
B寝台シングルツインの上段ベッド
B寝台シングルツインの上段

ノビノビ座席

指定席扱いなので、アメニティは毛布と紙コップだけの最小限です。足を伸ばして横になれますが、個室ではありません。

サンライズ出雲のノビノビ座席
ノビノビ座席の様子

実際に使ってみて気になったのは2点です。

  • 枕がない:どこでも寝られる私でも、枕は欲しいと感じました。空気枕などを持参すると快適さが変わります
  • コンセントが共有:ノビノビ座席のコンセントは共用なので、必ず充電できるとは限りません。モバイルバッテリーを用意しておくと安心です

共用設備(自動販売機・シャワー室・ラウンジ)

車内には自動販売機、シャワー室、ミニラウンジがあります。シャワー室はシングルデラックス以外の利用者は別途料金がかかります。車内の販売機でシャワーカード(1回330円)を買う方式で、販売機は現金のみ・枚数にも限りがあるので、使いたい方は乗車したら早めに買っておくのがおすすめです。

サンライズ出雲のミニラウンジ
車内のミニラウンジ

サンライズ出雲の予約方法3つ

予約方法は大きく分けて「みどりの窓口」「ネット予約」「旅行会社」の3つです。発売は乗車日の1か月前の朝10時からです(JRの指定席券に共通のルール)。

予約方法 メリット デメリット
みどりの窓口 駅員さんに空き状況を相談しながら寝台を決められる/その場で購入・発券できる 近くに窓口がないと不便/満席なら買えない
ネット予約(e5489) 場所を選ばず、発売時刻の瞬間に申し込める ネットが苦手だと不便/受け取り場所での発券が必要
旅行会社 ホテルとセットで手配できて楽 1か月以上前の申し込みが必要/座席の選択肢が少ない/手配できない場合もある

方法1:みどりの窓口で予約する

みどりの窓口がある駅なら、どこでも予約できます。空き状況を見ながら駅員さんと相談して寝台を決められるのと、その場で購入・発券まで完了するのがメリットです。一方で、近くに窓口がない人には不便ですし、発売直後に満席になってしまうと購入できません。

方法2:ネットで予約する(おすすめ)

サンライズ出雲のきっぷは、JRおでかけネットの「e5489」で予約・購入できます。私はネット予約をおすすめします。会員登録はそれほど大変ではなく、発売時刻の瞬間に自宅から申し込めるからです。

サンライズ瀬戸・出雲 予約(JRおでかけネット)

ネット予約の流れは次のとおりです。

  1. J-WESTネット会員(無料)に登録する:予約・購入には登録が必須です(J-WESTネット会員について)
  2. きっぷの受け取り場所を確認する:e5489のきっぷは受け取れる場所が限られているので、予約前に確認しておきましょう(e5489の受け取り方法)
  3. 発売日の朝、J-WESTにログインしておく
  4. 9時55分ごろに条件を入力して待機:出発日・列車・発着駅・利用設備を入力し、検索ボタンを押す直前の状態で10時を待ちます
  5. 10時ちょうどに検索して申し込む
  6. 乗車前に受け取り場所できっぷを発券する
e5489でサンライズ出雲の条件を入力した予約画面
10時前に条件を入力してスタンバイした画面

注意したいのは「事前登録」ではなく「ログイン」です。ログインしていない状態で検索ボタンを押すと、下のようなログイン画面が表示されて、その間に時間をロスしてしまいます。私は10時ちょうどに検索しても個室が満席だったことがあるので、必ず先にログインしておきましょう。

J-WESTのログイン画面
未ログインだと表示されるログイン画面

私の予約体験:金曜夜は発売直後に満席だった

私は最初、金曜日の夜に出発する便を狙いました。10時になった瞬間に検索したのですが、個室はすでに満席。泣く泣く翌日の10時に再チャレンジし、土曜日出発の便で個室を確保しました。

この経験から言えるのは、週末前夜の個室はかなりの激戦だということです。日程に融通がきくなら、平日や土曜出発も候補に入れておくと取りやすくなるかもしれません。また、私の場合は帰りの便の方が予約しやすく、車内も空いていました。

方法3:旅行会社のツアーで予約する

HISや近畿日本ツーリストなどの大手旅行会社でも、サンライズ出雲を含むプランが販売されています。ホテルとセットで手配でき、面倒な手続きがないのがメリットです。

ただし、旅行会社もきっぷを手配できるのは出発日の1か月前からです。1か月以上前に申し込む必要があるうえ、座席の選択肢が少なく、結果的に手配できない可能性もあります。

手配できなかったと連絡が来るのは出発1か月以内になるため、そこから自分で予約しようとしても、すでに満席ということもあり得ます。そのため私は旅行会社を使わず、自分でネット予約することにしました。

出雲・東京側のホテルも早めに手配しよう

サンライズ出雲は朝に出雲市に着くので、帰りの便に乗るまでの出雲・松江での宿泊や、東京側で前泊する場合のホテルも必要になります。きっぷが取れたら、宿もあわせて押さえておくと安心です。

国内のホテルを探すなら楽天トラベルが使いやすいです。

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ホテルの比較や、航空券と組み合わせたプランを探すならエクスペディアも候補になります。

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実際に乗車した感想レビュー

人生で初めての寝台列車でしたが、個室は思っていた以上に快適で、移動時間を効率よく使えたと感じました。乗車後1時間ほどは、持ち込んだお酒と軽食を楽しみながら列車の揺れを味わい、そのあとはぐっすり眠れました。

サンライズ出雲の個室寝台が並ぶ廊下
個室が並ぶ車内の廊下

寝心地:個室なら熟睡、ノビノビ座席も眠れる

私は飛行機のエコノミー席でも眠れるタイプですが、個室ではしっかり熟睡できました。ノビノビ座席でも眠れましたが、枕と毛布がもう1枚欲しかったです。途中で大きく揺れる区間もあるので、乗り物酔いしやすい方は酔い止めを持っておくと安心です。

車窓:夜はほぼ真っ暗

夜の区間は外がほとんど真っ暗で、窓には反射した自分が映るだけでした。景色を楽しみたい方は、昼に走る観光列車の方が向いています。昼の列車旅なら、特急ニセコ号の乗車レポのように車窓そのものを楽しめます。

飲食:持ち込みが基本

車内での飲食はできますが、販売は自動販売機のみでした。食べ物や飲み物は乗車前に買っておきましょう。ノビノビ座席では周りに人がいるので、匂いの強い食べ物は避けた方が無難です。

清潔さ:ビジネスホテル並み

車内はきれいで、トイレやシャワールームも清潔でした。ビジネスホテル並みと感じたので、寝台列車に抵抗がある方でも安心して使えると思います。

部屋タイプの選び方|目的別のおすすめ

個室とノビノビ座席の両方に乗ってみた私のおすすめは、次のとおりです。

  • 行き(到着後すぐ観光する):個室がおすすめ。しっかり眠れるので、朝から元気に観光できます
  • 帰り(寝るだけ):ノビノビ座席で十分。費用を抑えたい人にも向いています
  • 家族・グループ:2段ベッドのシングルツインなどの個室と、ノビノビ座席を組み合わせる方法もあります(私たちは4人でこの組み合わせでした)
  • 特別な旅にしたい:専用アメニティとシャワーカード付きのA寝台 シングルデラックス。私も次はいちばん広いA寝台を狙いたいと思っています
  • あまり向かない人:新幹線より乗車時間が長いので、車内で眠れない方や乗り物酔いしやすい方にはあまりおすすめしません

よくある質問

Q. サンライズ出雲の予約はいつからできますか?

A. 乗車日の1か月前の朝10時から予約できます。人気の個室は発売直後に埋まることが多いので、10時ちょうどに申し込めるよう準備しておくのがおすすめです。

Q. サンライズ出雲の料金はいくらですか?

A. 東京→出雲市の大人1人の場合、ノビノビ座席が16,150円、B寝台シングルが23,320円、A寝台シングルデラックスが29,600円です(2026年3月改定後・通常期)。運賃・特急料金・寝台料金の合計で、時期によって特急料金が数百円変わります。

Q. 行きと帰り、どちらが予約しやすいですか?

A. 私の場合は帰りの方が空いていて、予約も簡単でした。行きが取れなかったときは帰りの便から狙うのもおすすめです。

Q. ノビノビ座席でも眠れますか?

A. 眠れました。ただしアメニティは毛布と紙コップだけで枕はないので、枕や羽織るものを持っていくと快適です。コンセントも共用なのでモバイルバッテリーがあると安心です。

Q. 車内で食べ物は買えますか?

A. 私が乗ったときは自動販売機のみでした。食事や飲み物は乗車前に用意して持ち込みましょう。

Q. 旅行会社と自分での予約、どちらがいいですか?

A. 旅行会社はホテルとセットで楽ですが、手配できなかった場合に自力で取り直すのが難しくなります。私は確実性を重視して、自分でネット予約しました。

まとめ|サンライズ出雲は「準備したネット予約」で取りやすくなる

出発を待つサンライズ出雲
夜行列車の旅は乗るだけでワクワクします

サンライズ出雲は、寝ている間に東京から出雲まで移動できる、毎日運行の貴重な寝台列車です。ポイントをおさらいします。

  • 予約は1か月前の朝10時から(2022年時点)。e5489でログインして待機しておく
  • 料金は運賃+特急料金+寝台料金。最新額は公式料金表で確認
  • 行きは個室、帰りはノビノビ座席という使い分けがおすすめ
  • 週末前夜の個室は激戦。帰りの便や土曜出発も候補に
  • 車内販売は自動販売機のみ。飲食物・枕・モバイルバッテリー・酔い止めを持参すると快適

いちばん大変だったのはやはり予約でしたが、乗ってみると移動そのものが旅の思い出になりました。乗ったことがない方には、ぜひ一度夜行列車の旅を楽しんでほしいです。昼の観光列車との違いが気になる方は、特急ニセコ号の予約・座席ガイドも読んでみてください。

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